お気に入りのゴルフウェアに、うっかりしてインクのシミが付いてしまった…そんな経験はありませんか？

特に薄いグレーなどの明るい色のパンツは、ちょっとした汚れでも目立ってしまいがち。「自分で落とそうとしたら、さらに広がってしまった」というご相談もよくあります。

今回は、薄グレーのプーマのゴルフパンツに付いたインクシミをプロの染み抜きで目立たなくした事例をご紹介します。クリーニングやシミ取りでお困りの方の参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

お客様からお預かりしたのは、プーマの薄グレーのゴルフパンツ。

ボールペンがポケットの入ったままの衣類と一緒に洗濯してしまいボールペンが破損して点々と濃いインクシミが広がっている状態でした。

インクは繊維の奥まで入り込みやすく、市販の洗剤では落ちにくい種類の汚れです。さらに薄いグレー生地のため、少しの残留でも濃く見えてしまう難易度の高いケースでした。

お客様も「近くのクリーニング店に持ち込んだが断られてしまった」とお困りで、専門店での染み抜きとクリーニングをご希望されました。

＊どのように染み抜きを行ったか（工程・ポイント）

今回のインクシミは複数の成分（油分・色素）が重なっているため、段階的な染み抜き作業が必要でした。

● ①油性成分を分解

まずはインクの主成分である油分を専用溶剤で分解。これにより、繊維の奥に入り込んだ色素を浮かせる準備をします。

● ②色素を丁寧に除去

色素除去には、生地を傷めにくい薬剤を少量ずつ調整しながら作用させ、ゆっくりとインク色を薄くしました。強く処理すると生地が白けてしまうため、慎重な作業が必要です。

● ③全体クリーニングで仕上げ

冬物のパンツで防水がかなりされている生地で部分処置で輪染みが広がる事もあり最後にパンツ全体をウェットクリーニングし、生地の風合いを整えながら残った微細な汚れもリセット。

結果として インクシミはほとんど目立たない状態にまで改善 することができました。

「染み抜き」「クリーニング」「シミ取り」を組み合わせたプロならではの工程で、薄グレー生地でも違和感のない仕上がりが実現できました。

「自分では全然落ちなかったので本当に助かりました！」

「ゴルフ用のパンツなので買い替えも高くつくため、ここまでキレイになって感動です。」

「インクは無理かなと思っていたので、また何かあればお願いしたいです。」

お客様にも仕上がりを非常に喜んでいただけました。

インクシミや色移り、汗ジミなど、衣類のトラブルでお困りの際はプロの「染み抜き」をお試しください。

生地を傷めない方法で一点ずつ丁寧に対応いたします。