お客様からのご相談内容は、

「ペンキを塗っていた壁面にうっかり触れてしまいジャケットの袖に白いペンキが擦れる様に付いてしまった」というものでした。

ペンキのシミは乾くと繊維表面にしっかり固着し、一般で売っているような染み抜き剤やクリーニングでは落とせません。

黒い生地のため白いシミが非常に目立ち、「お気に入りのダウンなので何とかしてほしい」とのご要望でした。

ペンキは油性塗料の一種であり、無理に削ったりシンナーなどを使うと生地の色落ちや光沢の変化を起こす危険があります。

慎重な染み抜き技術が必要な難易度の高いケースです。

＊どのように染み抜きを行ったか（工程・ポイント）

まず、ペンキの付着状態を確認し、生地を傷めずにシミ部分だけを分解除去できる溶剤を選定しました。

ペンキは乾燥すると硬化してしまうため、まずは特殊な薬剤で柔らかくし、専用のスチーム機を使って少しずつ溶かしながら除去していきます。

この工程では力を入れすぎると生地に施されている撥水コーティングが剥がれてしまうため、低温・低圧で慎重に処理することが重要です。

ペンキを完全に取り除いた後は、軽く中和洗浄を行い、全体をクリーニング。

仕上げにタンブラー乾燥を行い、もとの質感を復元しました。

結果、ペンキのシミは跡形もなく除去でき、ダウン特有のふんわりとした風合いも保たれた仕上がりになりました。

「正直、ペンキなんて落ちないと思っていました。

でも仕上がりを見て本当に驚きました！

まるで新品のようで、黒の色もムラにならず自然そのもの。

これでまた冬に安心して着られます。本当にお願いして良かったです。」

とのお喜びの声をいただきました。

「染み抜き屋」では、今回のようなペンキ・インク・油汚れなど、通常のクリーニングでは落ちない頑固なシミにも対応しています。

ペンキやインクなどの落ちにくいシミでお困りの方は、ぜひ一度「染み抜き屋」にご相談ください。

宅配での受付も可能で、全国どこからでもご依頼いただけます。

専門の職人が一点ずつ状態を見極め、最適な染み抜き・クリーニング方法で丁寧に対応いたします。

「あきらめていたシミ」も、プロの手で再び着られる一着に。